2020-07-21
関節外科主な病態・手術
変形性膝関節症
- 関節鏡手術
- 高位脛骨骨切り術(HTO)
- 人工膝関節置換術(TKA)
靱帯損傷
- 関節鏡手術(半月板)
- 関節鏡手術(前十字靭帯)
膝の痛みの原因の目安としては下記が挙げられます。
- 荷重時の痛み → 軟骨
- 捻じった際の痛み → 半月板
- 膝が安定しない → 前十字靱帯等
変形性膝関節症(OA)
定義:関節軟骨の欠損を生じ、関節周辺の骨組織に変化をきたした結果、生じた関節症状や徴候のある種々の疾患群
- 60歳以上で80%に何らかのレントゲン変化
- 40%に有症状
- 10%が日常生活に支障があります
治療
保存加療
- 運動療法
- 装具
- 内服(NSAIDs)外用(湿布など)、ヒアルロン酸注射
手術加療
内視鏡手術
- 鏡視下滑膜切除
- マイクロフラクチャー
切開手術
- HTO
- UKA
- TKA
- モザイク(自家骨軟骨移植術)
- JACC(自家培養軟骨移植)

| 名称 | 高位脛骨骨切り術 (HTO) |
人工膝関節部分置換術 (UKA) |
人工膝関節全置換術 (TKA) |
|---|---|---|---|
| 年齢 | 50歳くらいから | 70歳後半~ | 60歳以上 |
| 患者像 | 中高年のスポーツ愛好家 | 80歳くらいの女性 やせ型~中背 |
70歳~80歳のO脚 肥満でも可 |
| 痛みの部位 | 内側 | 内側 | 内側、外側 |
| 入院期間 | 4週 | 2~3週 | 4週 |
| 重度のO脚 アライメント矯正は |
改善するが重度の変形は困難 | 改善しない | 改善する |
| 術前可動域 | 拘縮は不可 | 拘縮は不可 | 拘縮でも可 |
| 出血 | △ | 〇 | × |
| 自分の骨の温存 | 〇 | △ | × |
| インプラント | 1年で抜釘 将来的にTKA可 |
温存 ゆるめば再TKA |
温存 ゆるめば再TKA |
それぞれの手術の特徴
HTOの術後経過
術直後シーネ固定、手術翌日より離床
CTでヒンジ骨折等なければ、術後数日で2分の1
荷重まで許可して歩行練習、ROM訓練
術後1週Xpで問題なければ荷重制限なし。
(画像でわからない微小骨折などもあるため痛みがあれば無理をしない。)
術後10日で抜糸、超音波で骨癒合促進
(場合により骨癒合促す皮下注射)
術後約4週で退院
TKA UKAの術後経過
手術翌日より膝の可動域訓練を開始します。
痛みに応じて体重をかけることが可能です。
抜糸はおよそ術後2週です。
UKAで術後2週、TKAで術後4週での退院を目指します。
術後1年を経過して安定していても、定期的なXpチェックが必要です。
以前は、人工関節を行うと膝が曲がらなくなる、すぐに緩んで再手術が必要となると言われてきましたが、手術手技の向上とインプラントの性能向上により20年以上の長期成績が報告され、当院では30年生存を目標としています。
当院では、深屈曲対応型の人工膝関節を用いて、良く曲がり、長持ちする手術を行えるよう、治療にあたっております。
ナビゲーションなどを使用することにより、従来より正確な手術を行っています。
人工股関節手術について
原因として変形性、骨頭壊死、関節リウマチがあります。




